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【美食と芸術を堪能できる老舗旅館】加賀・山代温泉 あらや滔々庵

今が旬♡タグ付きズワイガニのフルコース

こんにちは、Kaoriです。福井県出身の私にとって、冬のご馳走と言えば蟹(福井県は越前ガニが有名です)。東京ではなかなか食べる機会がないので、久しぶりに蟹を目当てに北陸を訪れました。今回は、宿泊したのは、石川県山代温泉のあらや滔々庵。福井にいた当時から、地元でも評判がよく、私もいつか泊まりたいと思っていた老舗旅館です。

金沢から近場の温泉街

東京にいると北陸ってどこ?と聞かれることが多いのですが、山代温泉は金沢と福井のちょうど中間になります。金沢から車で1時間、電車の場合は、最寄の加賀温泉駅まで金沢から約30分。金沢だと温泉の選択肢が少なく、かと言って能登までは少し遠いので、個人的にはこの山代温泉の立地がとても気に入っています。

山代随一を誇る湯量、全て源泉かけ流し

山代温泉は、約1300年前に行基という名の高僧が霊峰白山へ修行に向かう途中、1匹のヤタカラスが水たまりで傷を癒しているのを見つけ、発見されたと言われています。この、烏湯伝説の場所がまさにこの旅館で、旅館名の由来も、1日に約10万リットルものお湯が滔々と湧き出ていることからあらや滔々庵になったそうです。

館内には3つ温泉があるのですが、「烏湯」がその山代温泉発祥の湯元になります。時間制で男女入替になるため、3つ全ての温泉に入りましたが、私はヒノキの浴場にヒバの壁の温泉、「瑠璃光」が木のぬくもりが感じられていちばん好みでした。大浴場から客室露天風呂まで全て源泉かけ流しなのも、この旅館のポイントです。

季節を感じて、お部屋で楽しむ露天風呂

私が宿泊したお部屋は「白鳳・楓」。段違いで変わったデザインのヒノキ風呂は、山庭に面して四季それぞれ魅了されます。まだ本格的に色づく前でしたが、お湯の注がれる音しか聞こえない、静寂の中で山庭を眺めながらの温泉は、とても贅沢な時間でした。

居間と寝室の2間続きのお部屋でとっても広々としています。寝室はローベッドで、寝室の置くの居間には可愛いスペースが♡

個室で頂く、加能蟹のフルコース

お料理は夕食朝食ともに個室です。匂いもつかないので私はお部屋食より断然個室で用意してくれる旅館が好きです。

ブランドガニは全てタグがついているのですが、加能蟹は青色のタグ付きです。11月~年末までしか食べられない、香箱蟹、甘さが際立つカニ刺し、焼きガニ、ゆで蟹とフルコースを堪能させて頂きました!

炭火での焼きガニ。香ばしい香りでお部屋が一杯になります。カニみそを食した後、この中に日本酒を入れて愉しむのもまた格別です。

器にも拘りが見られ、ひとつひとつがお料理を引き立たせてくれます。どのお料理も、お出汁の味がしっかりとしていて、素材の良さが上手に活かされています。味にも量にも大満足でした♡

離れのバー「有栖川山荘」

離れにある、築百有余年のバー。釘を1本も使わずに建てられたという一軒家はさらに歴史を感じられる、芸術的な空間です。コロナの感染対策として、私が訪れた11月はバーの営業をしていませんでしたが、明治時代から残っている食器棚など、見るだけでも素敵な空間です。

芸術家・魯山人も愛した宿

館内には至るところに、芸術家、北大路魯山人の作品が飾られています。入ってすぐに出迎えてくれる、印象的なヤタカラスの作品、看板など様々な名作を愉しむことができます。

さいごに

カニの漁が解禁されるのは毎年11月~3月まで。毎年カニを食べに来られるお客様も多く、かなり前から予約が入るそうです。館内は全床畳になっているので、裸足の感触も心地いい空間。北陸にお越しの際は、ぜひ名湯・山代温泉の老舗旅館を訪れてみてください。

旅館HP
http://www.araya-totoan.com/jp/index.html